かなり、いやとても不都合な真実(2)

かなり、いやとても不都合な真実(2)



前回の冒頭、世の中から農薬が消えたら・・・。

と言う問い掛けを致しましたが、まずその辺を考察してみましょう。

世界中で全ての作物に対する農薬使用をストップしたら・・・。
どうなるんでしょ?

まず考えられる事は、あらゆる農作物の収穫量が激減します。
米も麦もキャベツもニンジンもとうもろこしも果物も全てです。しかもこの世の中、農作物でさえ先物取引の重要な対象として組み込まれてしまっていますよね・・・。

一気に人々を襲う食糧危機、そして相場経済が崩壊します。
これは決して大げさではありません・・・。

今や人類は食と経済を維持するために農薬を使わなければならない世界を作り上げてしまいました。

皆さんのご家庭でもし、キャベツをほんの一列植えるだけの地面がおありでしたら、それを植えて育ててみましょう。

芽が出てやがて葉が育ち始めると、どんな都会の真ん中であっても、ちゃんと蝶や蛾が卵を産んでくれます。無農薬で安全なキャベツを作ろうと皆さんは頑張るのですが、その内あらゆる虫達のご飯としてキャベツは消費されていきます。

敵は昆虫だけではありません。風に乗ってやってくるさまざまな病害菌に感染いたします。
キャベツの収穫時期にはきっと多くの方が、穴だらけで成育の悪い病気のキャベツを見て
溜息をつく事でしょう。

「防除と消毒」

これこそが戦後の近代農業を目覚しく発展させた原動力です。

田舎の農地で数ヘクタールの広大な野菜畑に植えられた作物に蝶々や蛾が卵を産まないのは何故なのか、田舎には虫が居ないのか?

そんなことはありませんよね。遥かに都会より沢山生息しています。
日々出荷される生き生きとした虫に食べられた形跡など微塵も無い立派な野菜は様々な農薬の使用によって支えられています。


さて、お話を有機リンに戻しますね。

その毒性について少し触れておきます。(と言うよりその毒性がこの記事の主題です。)

ここから解りづらい聴き慣れない言葉が出てきますが、ご了承くださいね。



有機リン製剤の毒性
では、有機リンは人間の身体にどのような害を及ぼすのか・・・。

そもそものそもそも、これらの大元となる物質は毒ガス兵器として開発されました。第2次大戦時代:毒ガス、神経ガスとして製造され、サリン、ソマーン、タブーン、VX など、
サリンはオウム事件で使用されましたね。

戦後、これらの物質は人間のみならずあらゆる生物に効果があることが判ると、毒性を弱めた似たような構造式の物質を農薬として次々と開発されました。瞬く間に世界各国で使用奨励され農作物は飛躍的に安定生産を手に入れることになります。

 
毒性の説明
簡単に説明すると、例えば、手を動かせという命令が脳からきた時に、神経の末端からアセチルコリンという神経伝達物質が出ますが、アセチルコリンは受容体にくっついて手を動かし、その後で分解酵素コリンエステラーゼアセチルコリンを分解す ることで元に戻します。

有機リンは、このコリンエステラーゼの働きを抑えてしまいます。その結果、縮瞳、意識混濁、全身けいれん、肺水腫、呼吸困難などさまざま な症状を引き起こすことになります。

我々の身体には、頭のてっぺんから足のつま先まで、アセチルコリンとコリンエステラーゼが存在しているので、有機リンは様々な障害を起こします。

人間だけではありません。昆虫にも脳がありますからこの神経伝達物質と受容体は存在し、昆虫にも構造的に同じ作用をもたらしますが、小さな虫とってその作用は即、死を意味します。
 
それ以外にも、いろいろなことがあるのですが、長くなりますので今回はこの辺で・・・。 

次回はいよいよ佳境のADHDや発達障害との関連について書こうと思います。

つづく

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~ Comment ~

1 ■こんばんは。

誰が聞いても恐ろしい話です。
TPP推進でもっと恐ろしいことが
起こるかも知れませんね。

2 ■無題

種から自己栽培しても、すでにその種には含まれていますからね。。。。

そしてすでに土壌にも・・・

目に見える化学薬品は少しでも少なく、という現時点での自己満足にしかならないかもしれませんね。
でも、個人のレベルではそういう小さな再認識からはじめるしかないですね。所詮、大きなものには巻かれるしかないですが・・・

国内の使用化学薬品、添加物でさえ、不明なものが多く、その上詐称は当たり前ですから、輸入物となれば言わずもがな・・・・

誰が、どの時点で、どう判断するんでしょうね。
国の利害も中間業者の利害も末端人の利害も全部ひっくるめて問題てんこ盛り・・・(っていうか、利益しかおそらく見ないでしょうね)

神経系は食中毒らと違って特に見極めが後回しになりますので、いざ問題が発覚したときには遅いです。

3 ■無題

JOKERさんへ

コメントありがとうございます。

この問題はそもそもグローバルなものです。
TPP推進とは別次元で語られなければばりません。
環境ホルモンという言葉を聴いたことがあると思いますが、
これはまさにその最たるもの・・・。
普通に暮らしているだけで間違いなく影響を受けてしまう・・・
というか受けてしまっています。
薬害エイズや肝炎等の数々の薬害被災プラス原発の放射能
問題を合わせたような、それでもまだ足りないような・・・・
そんな問題だと思っています。







トッカータさんへ

コメントありがとうございます。

種のお話が出ましたので・・・。

一代交配種の事を「F1」と言います。普通に販売されている種子はすべてそれなのですが、
何故「一代交配」なのか・・・・?
それにはちゃんと理由があって、その種からとった「孫種」は
「F1」とはあらゆる面で劣性となります。病害虫に弱かったり、
正常な収穫を期待できない、実に不安定なものになってしまいます。
「代」を重ねるに従いその傾向は顕著になり、似て非なる物が出来てしまいますのですよ。
種苗会社の存在理由はまさにここにあります。ってなんか論点がずれましたね、ごめんなさい。

有機リン製剤・・・
作物を沢山安定して生産したい!と言う人々の悲願が皮肉な結果をもたらしています。

続きはADHDとの関連です。
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