私がゴルフをやめた理由(3)

私がゴルフをやめた理由(3)

これは前回アップした画像の中のあるゴルフ場です。


うみねこ部屋






ちょっと引いて見ましょう。・・・周囲に村が出現。
うみねこ部屋






更に引いて見ます・・・。おっと、村の中心の山林を全てゴルフ場が占めています。
うみねこ部屋





もう一段引いて見ましょう・・。なんと!村の中心どころか村の周囲が全てゴルフ場!!
うみねこ部屋







って言うか・・・、もうこれはプラネタリウムで映し出される銀河のさま!
悲しいかな、世界中でこんな国は我が日本だけなのですよ・・・。
うみねこ部屋




日本中に存在する、自然保護団体のお偉いさんも、その職員もきっとゴルフ好きの方が多いのだろうな・・・。

もちろん日本のトップの政治家や官僚、財界人のお偉方も皆ゴルフ大好き・・・。
誰もこの膨大な自然破壊に歯止めを掛けませんでした。歯止めを掛けるどころか歓迎推進さえ・・・。

日本のゴルフ場はこれ以上増えることはないでしょう。何故ならもう既に有り余る程の供給過多・・・。淘汰の時期に差し掛かっています。ただ、残念な事に減ることはありません、倒産したゴルフ場はすぐに次の買い手が付き、リニューアルオープンしてしまうからです。


さて、そろそろ前回から引っ張っている「ある事」についてお話しする事にしましょう。

ちょっと長いですが・・・




それではまず、日本のゴルフ会員権と諸外国のゴルフ場メンバーシップについて語りますね。

会員権=メンバーシップ

只単に翻訳するならば、同意の言葉です。しかしながら、日本の常識的認識は
会員権=株であり、その権利そのものに相場が立ちます。単純にお金さえ払えば誰でも会員権を手にすることができます。

外国のメンバーシップ(主にアメリカのプライベートクラブ)は権利と言うより、それはその人のステータスであり、ゴルフ場への思い入れであり、そこにお金~相場というものは存在しません。

新たにメンバーになろうとすると、まずその人の資質、人格、社会的地位はもとより、メンバーからの厳密な審査と推薦人が必要となります。

勿論、メンバーフィーも高額です。数千万円級のプライベートクラブがザラに存在します。しかも会員数が300人とか500人限定・・・。決して「茨城カントリー事件」のような悲しい事は起きない構造をしています。(注・参照)


つまり、ゴルフを愛する同好の志が皆でお金を出し合って自分たちのゴルフ場を運営すると言う、正に同好会。正にメンバーシップなのです。

したがって、会員権を売買すると言う事はありませんし、そのような事は存在しません。


面白い話があります。ニューヨークのハイクラスな名門コースのメンバーを勝ち取るべく、ある日本人の富豪が周到な根回しをして推薦人を確保、数ヶ月を費やし何度も渡米して、ようやくメンバーから出た裁定が「拒否」・・・というものでした。


このように人と人の繋がり、言うなれば「バンド」的な想いを最優先させるのが真のメンバーシップ・・・。やはり、形だけをまねる日本人には理解できなかった所なのでしょう。

日本で育ち、日本のゴルフ環境に慣れ親しんだ人々は、この違いをうまく認識できていません。適当な例えとは言えませんが、日本語しか解からない人に、英語を深く理解せよ・・・と強要するようなものです。


とまぁ、ここまでは外国との認識の違いを書きましたが、何故日本にこんなにもゴルフ場が作られたのかと言う肝心なところをこれから説明しましょう。


先に、「会員権=株であり、その権利そのものに相場が立ちます。」

と書きましたが、原因は正にそれにあります。

人々の人気によって相場が上下する市場原理・・・。

日本人は心の繋がりであるはずの「メンバーシップ」をただひたすらに貪欲で感情の存在しない「そこ」に強引に組み入れてしまいました。

悲しい事に、これが爆発的に儲かってしまいました・・・。

都市の宅地に比べるとスーパーハイコストパフォーマンス!・・・な山野、原野を鬼のように買い叩き、ゴルフ場の乱立が始まります。

とんでもない体積の樹木が伐採され売られ、その売却益で実にリーズナブルにゴルフ場が出来てしまいます。




ここで余談・・・。ゴルフをされる方はよく遭遇すると思いますが、ロングコースのフェアウェイ、2打目からグリーンを狙う時に、すご~く邪魔をする「大木」が気になった方、いらっしゃいませんか?

あれって、植林された木ではなく意図的に「残された木」なんですよ。周りを根こそぎむしり取られた後の寂しい生き残りなのです・・・。




話は戻ります。そうして出来たゴルフ場は無差別に会員権を売りに出します。海外のような美しい理念などこれっぽっちも無く、ひたすら貪欲に金をかき集め、そのお金でまたゴルフ場を作るという恐ろしい連鎖・・・。

もうこれ以上の説明は要りませんね・・・。


「会員権~株、相場~投機」


人の欲が貴重な野生動物や原生林を破壊してきました。みんな気付かなかった・・・。
早朝のゴルフ場って緑に輝いて素晴らしく気持ちが良いものです。


これこそ真実をすっぽりと包み隠す「緑のマジック」なのでしょうね・・・。




これで終わりです。本当はもう2回くらいに分けた方が良かったのかなと思っていますが、まとめて載せちゃいました。

急に社会派に変貌したうみねこですが、次回はまたオチャラなお題で行きますよ~!

長くてごめんなさい!











※注・茨城県高萩市のゴルフ場「茨城カントリークラブ」の開発会社、常陸観光開発がゴルフ会員権を2830名限定と偽って募集し、実際には5万2000人以上もの会員から金を集めて、約1000億円の資金を関連会社に横流しした事件。

1991年7月に東京国税局が会員権販売代理店を脱税容疑で捜査し、そこで押収した書類から会員権乱売の事実が発覚。ゴルフ場「茨城カントリークラブ」は完成することなく、開発会社は倒産した。

事件の中心人物は144億円の所得を隠匿して57億5000万円を脱税したとして、法人税法違反で逮捕され、懲役11年罰金7億円の有罪判決が言い渡された。

この事件がきっかけとなって、ゴルフ会員権の乱売を抑制するゴルフ会員契約等適正化法が成立した。

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~ Comment ~

1 ■はぁ・・・・

マヂっすか?
合成でもしてるんかと思ったよ。
気持ち悪いよ。
アアア・・・・
なんか、腹立って来たな!!!!!

倉本さんがやったはる事って・・・・
すんごい大変そうですやん?
その何千倍?

近所の雑木を切り倒してマンションが建ち
ましたが、臓器をえぐられている気がして
その道は、もう通らない事にしました。
木々や、そこにいた生き物達の叫び声が
聞こえるようでした。

ああ・・・・
なんとか、ならんのかいなっ!

2 ■Re:はぁ・・・・

>テルテルマルボウズさん
カズヤさん。この記事を読んで、そう感じ取って頂けた事を感謝します。

地べたに居ると決して見えてこない現実ですよね。

ゴルフは日本の一大産業になってしまいましたので、
私のような小さきものがどれだけ騒ぎ立てようが、
それは象にに向かうアリの様なもの・・・。

日本のゴルフ人口は約1000万人・・・

この現実を憂うゴルファーは一体何人居るのだろう・・・。

こんな事書いてると業界から圧力が掛かるかも・・・
な~んて思っちゃいますよ・・・。(笑)

3 ■ハックニャ!

ゴルフ場怖いニャ~
ハックはネコなので
ゴルフはやらないニヤー

4 ■Re:ハックニャ!

>ハックさん
怖いよね~、似たようなところは全国至る所にありますよ。
CO2削減とお題目を唱えるよりも、この現実をしっかりと認識すべきだと思うのですが・・・。

5 ■これはもう

構造的ホラーですね。

6 ■Re:これはもう

>ラクマさん

Yes!!全くそのとおりです。

とっくに社会問題になっているはずの大事なんですが、
誰も社会問題にしようとはません・・・。何故?

ゴルフは紳士のスポーツ・・・?

ならば日本の紳士達は皆、自然破壊に協力的なようです。

笑えません・・・。
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