熊蜂の飛行

熊蜂の飛行

 ここのところ言葉の語源やらその伝承について、妙にこだわった事をお題にしてきましたので、今回は少~しくだけた話題で行こうかなと思っていたのですが、やっぱり以前よりちょっと気になっている事がありましたので、それを書こうと思います。

それでは「熊蜂の飛行」について・・・。




この曲、原題を「Flight of the Bumblebee」と言います。「フライト オブ ザ バンブルビー」・・・。

熊蜂の事を「Bumblebee」?

実は熊蜂は英語で

「Large carpenter bee」

もしくは単に

「Carpenter bee」

と言います。


「Bumblebee」は日本語で「マルハナバチ」!

映画「トランスフォーマー」でお馴染みの黄色と黒のオートボット「バンブルビー」はこのマルハナバチのイメージデザインです。ミツバチよりまんまるっちい可愛らしい姿に欧米ではとても愛されている蜂です。

コルサコフもこの可愛らしいイメージで曲を書いているのですが、またまたここにも適当に翻訳してしまった日本人が登場するわけですね~。

日本における熊蜂のイメージはとても可愛らしいものではありません。地方によってはクマバチ=スズメバチと言うところが数多くあり、当のクマバチ自体も大型で見た目にとっても迫力があります。従って作者の意図するところとはまったく別のイメージを与えてしまっているんですね。これは日本だけの「訳」で、当時の担当者出てこ~い!(笑)って言いたいくらいの誤訳です。しかし、これだけ深く定着してしまった題名を今更元に戻す事は不可能な事で、以前書いた、日本人の外国での名前表記と同じ運命を辿っている訳ですね。

「クマバチ」、実は大型の単独営巣型ミツバチで、実におとなしいんですよ~。
私の推測ですが、この訳をつけた人は当時、「Bumblebee」の事が解からずにきっと誰かに訊いたんだと思います。そしてそれは多分春先・・・。

なぜなら、マルハナバチの女王蜂は単独で地中で越冬しますが、春になり体が温まりますと、穴から這い出し営巣する場所を求めて飛び回ります。その時の姿が実は本家のクマバチよりもクマバチらしい?姿なんです。女王蜂ですから働蜂の5~6倍の体格をして、色も黒く、見た目クマバチと言われてもしかたがない格好・・・。

マルハナバチに馴染みの深い外国の人は、「Bumblebee」って何?と尋ねられた時にこの女王様を指差し、

「あれがバンブルビーだよ」

と教えていたのかもしれません。だんだんプロファイラーっぽくなってきましたが・・・。多分そう違わないような理由で伝えられてしまったのだろう・・・とそう思っているのは私だけ・・?



この女王蜂、実はとってもけな気・・・。

営巣場所を見つけると、一生懸命地面に深い穴を掘って最初の産卵をします。この時は自分の身の回りの世話をする蜂の数だけ産卵。そしてその卵が孵化して成虫になるまでちゃ~んとかいがいしくお世話をして育て上げるんですよ~!
お世話係りが一人前に成長するとようやく産卵に専念するようになりますが、働き蜂ごと巣別れするミツバチとは大違い!


バンブルビー!かわいいでしょ?
うみねこ部屋



トランスフォーマーのバンブルビー!
うみねこ部屋


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~ Comment ~

1 ■バンブルビ~ってそこからなのね

くまん蜂とか言っちゃう蜂だよね
羽音が聞こえてきそうなほど
リアル~~~♪

バンブルビ~ってそこからきてたのね
あまり興味がなく、でも偶然TVで見てしまった
トランスフォーマーでね、可哀想でも可愛く映っていましたね。
痛めつけられて捕らえられた時
悲しかったですもね

嫌いな蜂でも、由来を教えてもらえると
好感が持てますね

2 ■Re:バンブルビ~ってそこからなのね

>KANAさん
そうです。「マルハナバチ」=「バンブルビー」です。
本物はとっても可愛いですよ!

トランスフォーマーシリーズは欠かさず劇場で観てますが、来年新作が公開されます。
主役がシャイア・ラブーフからマーク・ウォールバーグに変わってしまいますが、新たな3部作となるようですので楽しみです。
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