スパイス考

スパイス考

今回は食の話題。

先週の暴風雪のおかげですっかり暗くなってしまったうみねこ部屋ですが、ここんとこ日中の気温がプラスに推移したおかげで、萎縮した心と身体が少しばかり緩んできた感がありますので、元気を出して行こうと思います。




色とりどりのスパイス。お馴染みのモノやそうでないモノ・・・沢山ありますね~。

うみねこ部屋




皆さんのスパイスのイメージってどんなんでしょ・・?

「スパイシー」と言う表現をよく使いますが、その代表的なイメージは「辛い」「情熱的」「芳醇な香り」といったところ?「香辛料」とは良く言ったもので実に的確な翻訳表現です。駄目な翻訳(※注1)も数多くありますが、これはドンピシャ、ドンガバチョ!(古い?)


スパイシーカレー!なんて商品もありますよね。いろいろなスパイスの集合体であるカレー・・・その存在が既にスパイシーそのものなのに更に「スパイシー」とおっしゃる!!
な~んて、ひねた事は言わない事にしますね。(笑)
うみねこ部屋




とここで、カレーが出てきましたので「カレー粉」の話をすることにしましょう。
皆さんが普通にスーパー等でお買いになるカレー粉・・・。大体が大手メーカー、S&B、GABAN、マコーミック、マギーあたりが主流ですよね。あ、ここで言うカレー粉とは、あくまでカレーパウダーの事で、調理済みカレーソースを固めた「ルー」ではありません。

うみねこ部屋



どのメーカーのカレー粉も、若干の色と香りの違いがありますが、誰が見てもカレー粉です。

これにはある会社の発明がありました。他の各社はそれを大元にそれぞれの配合を作って販売しているところです。

イギリスのC&B社

18世紀に香辛料の効いたインド料理を自国で手軽に作るために独自の研究努力の末誕生したのがカレーパウダーでした。そもそもインドにはスパイスの集合体=「マサラ」と呼び
各家庭、各料理人それぞれのの配合があるものです。C&B社はそれらを研究材料としイギリス人の好みの配合に固定し製品化しました。明治に日本に入って来たカレー粉はもちろんこのC&B社のものです。このカレー粉を元にS&Bが開発したのがあのお馴染みの「赤缶」です。

$うみねこ部屋


さ~て、ここまでは結構有名なお話でしたが・・・、ここからはちょっと「へぇ~」なお話に・・・。

日本で最初のレトルトカレーと言えば、大塚食品の「ボンカレー」!誰もがご存知の超ロングセラー。1968年から45年間も売れ続けているレトルトカレー界のこち亀?いや、こち亀どころではありませんよね。(ちなみにこち亀は1976年から連載)

で、このボンカレーの大塚食品、実は香辛料に関しては守備範囲外でありまして、ボンカレーを開発する際にカレー粉をどうするか?と言う問題に突き当たります。

各大手香辛料メーカーさんがしのぎを削る中、買い手の大塚食品は、「C&A」と言うカレー粉を選択いたします。

先程出てきたC&B社と一文字違い・・?

実はこのC&A、京都に本社がある香辛料専門メーカー「甘利食品」が開発したカレーブランドで、C(カレー)&A(甘利)をロゴとしたものでした。

甘利食品は一般コンシューマー向けの商品は殆ど無く、プロ、業務用専門の企業です。
でも面白いのは、スーパーなどで我々は甘利のカレー粉を買えない変わりにボンカレーや他の外食等でさんざん馴染んできたという事・・・。

なんか不思議ですね~。^^


それでは今日はこの辺で~。



※注1

 いい加減な翻訳や解釈が定着している例として、私的にこれはちょっと・・・と思われるものを少し・・・。

明治期の学者さんが英語で日本人の名前を表記する際、ヨーロッパ系の姓名を反転した表記をまねて書くように・・・と言う情け無い決まり事を作ってしまいました。

以来、未だにこのおかしな風習が中学校の英語の教師により踏襲され続け国民のほぼ誰もが、何の疑いも無く「マイネーム イズ イチロー スズーキ.(仮)」なんて言っておる訳です。
日本の英語教育の黎明期に極極一部の西洋カブレの学者によって作り上げられた非常に偏った解釈が定着してしまった悲しい一例なんですね~。
当時、今日のように国民の学識率が高い訳ではありませんでしたので、

「ほう・・わしらの名前は英語ではひっくり返して言うもんなんだのう・・。」

と誰も疑う事すらしなかったし、学者のこの行為は、幼児に間違った言葉を教え込み、その子は間違いを知らずに大きく育った後も刷り込まれたその言葉を使い続ける・・・に等しい事でした。

解かりやすく言いますと、この学者は

しなくても良い「名前の翻訳」をしてしまったのです。

名・姓で名乗る国の人々が海外で
姓・名と反転して名乗る事はありません。
毛沢東だってどこの国へ行っても毛沢東です。

若い頃ふと、なぜ日本人だけひっくり返すんだろう?
って疑問に思って、調べてみたら何とも情けない日本が
見えてきてちょっと悲しくなっちゃいました。

鈴木一郎は世界中どこへ行っても鈴木一郎!と言うべきですし、
そこにプライドを持つ事は非常に正しい事だと思うのですが・・・。

ちなみに、私はそこに気付いてから、海外での買い物等のサイン一切と
日本でのローマ字表記の全てに姓・名の順で普通に書いてます。
もはや意地?(笑)
面白い事に、そのサインを見て違和感を覚えるのか、「それ反対ですよ」
と指摘したのは日本人だけでした。(う~ん・・・)
受け取る側は(それが当たり前ですが)ノープロブレムです。

中学校の英語教育指針に実はこの名前表記についての決まりはないそうですね。
あまりにも常識として延々と慣習的に引き継がれているんですね・・・。


早く教師たちも気付いてくれないかしらと常々思っているうみねこでした。

皆さんはどう思われるのかなぁ・・・。



P/S

 「フレンチキス」の恥ずかしいほど正反対の解釈にも頭が痛いです。
 しかも定着しつつあるのが怖い・・・。(泣)
  
  






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