ヤモリ考

ヤモリ考

 昨日の夜、西表島では珊瑚の産卵が始まったそうです。地元のダイビングショップではこぞってナイトダイブした模様ですね。

 そんな便りを聞くと、もう身体がジタバタ・・・、仕事も予定も放り出して行きたくなってしまいます。

 珊瑚の産後ってどんなだかご存知ですか?実は微妙に臭いらしいです。大量に放出された卵から出るらしい匂いが海岸沿いの集落に漂うんですって・・・。


 で、話は全然変わってヤモリです。英語では Gekko. 「ゲッコー」。ヤモリの仮面を被りバイクに乗れば、ザ・マスク・オブ・ゲッコー! ゲッコー仮面・・・。とボケても誰も突っ込んでくれそうにないので次行きます。

 日本のヤモリは福島県以西に普通に生息してますが、北海道にはおりません。こんな可愛い奴が身近にいないなんてクヤシイです!爬虫類のみならず昆虫の類も然りで、やはり圧倒的な冬の厳しさがネックなんですね~・・・。あぁ南国大好き・・・。

 
 沖縄方言 「ウチナーグチ」 の母音は3音。 あいうえお、は 「アイウイウ」。「え」と「お」が抜けた形が基本です。かきくけこ、は 「カキクキク」です。たちつてと、がちょっと変化して「タティトゥティトゥ」のようになります。 「とびらをとんとん 」が 「トゥビラバトゥントゥン」のような・・・文字で書くとややこしいですね。

 コブシメ は 「クブシミ」  

 鍋 は    「ナビィ」 

 です。沖縄映画の名作 「ナビィの恋」 のナビィですよ~。

 また、本土民謡の合いの手、掛け声に 「そい~そいっ・・」 ってよく聞きますよね。これが沖縄民謡では 「スイッ、スイッ、」 と言う合いの手が入ります。きっちり3母音の法則に当てはまりますね~。

 沖縄音階も7音ではなく5音、「ドレミファソラシド」と 弾いたときの「レ」と「ラ」を抜く(つまり「ドミファソシド」と弾く)ふたつの音が基本的に抜けると言う共通点に興味をそそられます。


 ヤモリって沖縄各地では、様々な呼び方をされてます。大方こんな感じ、


     ヤールー   【沖縄本島】

     ヤーズミャ  【宮古】

     フダズメー  【八重山】

 ヤールーのヤはヤモリのヤ、ヤモリのモは、「お段」の母音が抜けますので「ー」と伸びて発音、ヤモリのリが「や行」のルに変化して「ルー」・・・。ここまでは何とか理解できます。

 しか~し

 八重山方言の「フダズメー」って何??

 フダズメーですよ!
全く別系統ではありませんかっ!? 
 
 う~ん・・・深い~です。でも考えてみれば、本島からほぼ700キロ離れた八重山地方、大昔、海を隔てた700キロって間違いなく外国ですよね。

 彼之昔は西洋の地図には北台湾と表記されていた事実もあるくらいですから、全く異なる言語体型が発達していたはずで、違っていて当然、不思議なことではないんですよね~。
 
 これらの方言はヤモリ科に属するトカゲの総称ですが、もちろん「ヤモリ」でも通じます。沖縄の言葉(ウチナーグチ)って、それぞれの島ごとに様々な方言があって、また、同じ島内でも集落ごとに違う言葉があり、興味の尽きないところです。



 近年、沖縄の言葉も近代メディアの影響下、若い世代の「ヤマト言葉」(ヤマトグチ)への偏重により、俗に言う「ウチナーヤマトグチ」なるものになりつつあるそうです。3母音と5母音の折中系・・・。この先世代交代が進むと古来のウチナーグチはどうなってしまうんだろう・・・。ちゃんと伝承されるといいなぁと思っております・・・。
  






 それでは、ヤモリの画像です。

 これは西表島の民宿の網戸にいらっしゃった「ホオグロヤモリ」です。沖縄ではもっともポピュラーなヤモリで 夜 「ケケッ」とか「チチッ」と鳴きます。この個体は小さく、網戸の目の大きさと比較するとよくわかりますね。

 夕方から灯りのあるところに出てきます。蛾や羽虫など光に寄ってくる虫がメインの食料です。
 
うみねこ部屋


 ん~~カワイイ!!
うみねこ部屋



こいつは民宿の部屋の欄間の上に待機中、頼もしいですね~。
うみねこ部屋




外壁の外灯脇で見つけた美男子。
うみねこ部屋




倍率ドン! つぶらな瞳!
うみねこ部屋




 こういう所が大好きです。

 ヤモリってどこでも自由に歩けちゃうんですけど、なんと手足の指にはカエルのような吸盤は無いんですよ!知ってましたか?実は手足に超ナノテクな微細繊毛状の構造がありまして、それがくっつくらしいです。良くは解明されていないのですが、大雑把な言葉で「分子間力」と説明されておりますが、それ以上の踏み込んだ説明は今のところされていないようです。

うみねこ部屋


 この他にポピュラーな種で「ミナミヤモリ」がおりますが、こちらは林や草むらを好む種で、観光客が目にする機会は少ないです。キッチリ住み分けされているようですね。

 ヤモリってちゃんと向き合うとすご~く可愛いんですが、嫌いな人多いんだろうな・・・。


 

                             写真は全て西表島上原集落で撮影。



 以下おまけ。

 

ヤモリの手の拡大画像
$うみねこ部屋

更に倍率ドン! 電子顕微鏡画像、太さ約100ナノメートル。
$うみねこ部屋


お互いの分子間で引き合う作用の事を「分子間力」と言うそうです。

$うみねこ部屋




 分子間力ねぇ~・・・よく解りません。ヤモリの手足の解説には、あちこち調べてみましたが、この言葉でお茶を濁したような説明しか見当たりません。お題目のように「分子間力」と書かれてますが・・・どなたか解りやすく説明できる方いらっしゃいませんか?ww




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~ Comment ~

1 ■好きです

好き・・・好きなんです
ヤールーちゃん♪(うちではそう呼んでます)
あのつぶらな瞳が可愛いんですよねー
でもヤモリってけっこう嫌いって人多いのが残念。
みんな分ってないなー!と思いますよ。ほんと。
蝿や蚊、蛾やゴキまで食べてくれるヤールーちゃん
夏になると大活躍してくれるので我家では重宝しています。

あ!方言ですが
鍋のことを「ナービィ」と言ってます。
多少、地域では違うと思いますが。

2 ■Re:好きです

>あんさん
ヤールーちゃん、可愛いですよね~!ヤモリ擁護委員会を立ち上げたいくらい・・・。

 「ナビィの恋」の「ナビィ」はオバァの名前でしたが、台所の鍋は「ナービィ」なんですね。

 方言のご指摘ありがとうございます。地元の方からのご指導とってもありがたいです。これからもいろいろ教えてくださいね。

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