うみねこが「うみねこ」たる理由・・・

うみねこが「うみねこ」たる理由・・・

 代々うみねこの家では、猫が切れた事がありません。たまに猫切れ状態の時もありますが、それは極稀な事で長くても2週間程でしょうか・・・。

 さて、表題のうみねこがうみねこたる理由・・・ですが、それには実に思い出深~いラブリーキャットの存在があるのです。デイゴから遡ること三代目にその猫はおりました。

 四代前の猫「ララ」(漆黒の令嬢、ミックス)が崩御され、泣きすぎて土偶のように腫れ上がった両目で、なにげにその日の夕刊を眺めていたところ、

  「ペット譲ります」コーナー

に目が止まりました。

  子猫 譲ります。: 生後6ヶ月、ロシアンブルー、オス、ケージ、トイレ一式付・・・

 おやおや~?ロシアンブルー???嘘だね、絶対。大体このコーナーには過去、野良猫を保護したので飼い主を探しています。とか、生後3ヶ月ミックス色とりどり・・・。のような間違いで生まれた子猫の里親探し以外の猫が載った事なかったので、きっと「なんちゃってロシアン」か「こし餡ブルー」じゃねーの?・・・みたいな期待度ゼロの誇大広告、JAROにチクルよ的な印象しか持てませんでした。

 が・・・。

 何か気になる虫の知らせ・・・。その日は寝るまでの間、返すがえすその記事を眺めておりました。

 過去、雑種猫しか飼ったことがなく、上品な銘柄猫など気にも止めていなかったのですが、その日はベッドに入ってからも頭の中を「生後6ヶ月、ロシアンブルー、生後6ヶ月、ロシアンブルー、・・・」がリフレイン。

 翌朝、真っ先に手に取った新聞は朝刊ならぬ昨日の夕刊・・・。その僅か30秒後のリビングにはカシコまったよそ行きの声で電話をしている私の姿があったようです。(笑)

 そんな訳で、その日午前中の内に猫を見に行くアポを取り付け、約束の時間ピッタリに先方様に乗り込んだ次第です。

 そこに「海」がいました。

 光輝く「海」がいました。

 おおよその先入観を全て粉々にブチ砕く「あの御方」が涼しい顔していたんですよ・・・。毛先が銀色に輝く「シルバーコート」を滑らかに纏った、超愛くるしいその姿に目を疑いました。どこがなんちゃってロシアン?どこがこし餡ブルー??お見逸れしましたゴシュジンサマー!!

私   「こ、これ、くれる・・いや、頂けるんですか???」

飼い主 「はい・・・」

私   「こここ、こんないいもの・・いや、いい猫を???」

飼い主 「はい、ただ、午後からもう一人見にいらっしゃる方がいるので、ハッキリしたことはその後で・・・。」

私   「こんなに素晴らしい猫、何故手放すんですか??」

飼い主 「実は息子(三歳)が突然喘息を発病してしまって・・・。ホントは辛いんです・・。」

 だよね~、何か訳が無けりゃ絶対手放さないよな~・・・。聞けば、知る人ぞ知る一流ブリーダーからの直譲りだそうで、これまた驚き!


私の脳内・・・ 「ウォー!こんなピッカピカの図鑑に載っているような、文字通り絵に描いたようなロシアンブルーだぞっ!!誰にもやらんっ!俺のもの~!!」

 しかし、高鳴る鼓動を抑え、外ヅラはあくまで平静を装いつつ、私はこう言いました。

 「あ、里親候補さんがまだいらっしゃるんですね~・・・。ふ~ん・・・」(しばし沈黙・・・)

 そして、そしておもむろに且つ、強烈にアピールタイム突入!

私 「あの・・・大事にしますから下さい!」「絶対幸せにしますからっ!!」

飼い主  「うぅ・・・?」 (絶句)


 もうここはプッシュしかないでしょ・・・。押して押して押しまくって、ついに歓喜の勝利をもぎ取る事に成功!!

 そしてせかすように午後からアポの人には里親決定の連絡をその場で入れていただきました。


 振り返れば、一生のうち何度もないような情熱と行動力・・・。惚れた女にダメ元でアターック!みたいな、まるで青春映画そのもの・・・(笑)


 さあさあ、そんな経緯で我が家にやってきましたロシアンちゃんですが、名前はもうすでに「海」と付けられてましたので、そのまま「ウミ」と呼ぶことにしました。

 で、どんな猫かって?

 それは、一言で云えば、「ウミの前にウミなし、ウミの後にウミなし。」に尽きるでしょう。

 猫に対する最高の賛辞賞、「犬だなお前・・・」を常に受賞しておりました。

 どんな突然の来客にも、実に優しく嫌味のないおもてなしが出来る猫でした。特にニューカマーには念入りなもてなしをするので驚きでした。例えば、常連さんと、初めての方が一緒に来られた場合、ウミは必ず初めての方に直行、ご挨拶変わりのヘソ天ごろりんで和ませたあと着いて回り、事あるごとにそっと甘えに行く、みたいな・・・。

 猫って人見知りの代名詞みたいなところもありますが、彼は、「犬みたいな猫」と言う評価を超えたところの文字通り「犬」になってしまったかのようでした。猫嫌いを自称する方々も「こいつは特別だぁ!」とイジリ倒してましたね~。

 沢山の方に癒しと安らぎを与えてくれたウミですが、享年13歳、ガンで亡くなりました。



 そして、その時から私のハンドルネームは「うみねこ」となった次第です。



 


 ウミです。ちょっと目が光ってますが・・・。

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~ Comment ~

1 ■ロシアンブルー

うみねこさんには、そういう理由があったのですね。
うちの姉の家にも猫が2匹いて、1匹がロシアンブルーです。
うみくんみたいに愛想がいい…ということは決してありませんが(最初は遠巻きに見てる)、慣れてくると、すんすん(においをかぐ)、のしっ(乗ってくる)としてくれます。
のんびりした感じです(ちょいメタボ)。
私は本当はネコアレルギーですが(姉の家でくしゃみ連発…でその後のアレルギー検査で発覚)、姉の家では、ちょっとだけ触って手を洗う~を繰り返しています。
あぁ、思いっきりじゃれてもアレルギーが出ないようになりたいっ!

2 ■Re:ロシアンブルー

>あまぐりさん
あぁ・・猫好きの猫アレルギー程悲しいものはないですよね・・・。お察しいたします。姪っ子もそうですが、彼女はたくましいです。くしゃみと鼻水まみれになりながらも猫のお腹に顔を埋めてコネクリ回してます・・・が、ちょっと心配・・(汗)

3 ■無題

素敵な海君の素敵な思い出ですね!

4 ■なんと!

桜(*゚▽゚*)開花宣言から、
すぐに満開宣言になったのですね!!
夜のニュースで知りました。

うみねこさんの名前の由来は
そうやったんですね~( i _ i )

5 ■Re:無題

>あこまりあさん

コメントありがとうございます。うみねこ部屋、これからもよろしくお願いしますね~。

6 ■Re:なんと!

>いのこさん

そうなんです!桜がおかしげなことになってますね~!しかもあんなに寒かったのに平年より早い開花って・・・?デイゴもびっくり!

「うみねこ」ってふつう、海鳥のうみねこって思いますよね・・・。紛らわしくてごめんなさい。
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