味元そのⅡ

味元そのⅡ

前回からのつづき


炭酸が抜け切ったぬるいコーラ・・・。
皆さん飲んだ事ありますか??

それはこれから起こる劇的展開を占うまさに前兆だったのか!!??
不本意ながらもちょっとワクワクして来ましたよ!

え~、お婆さんのこれからの展開にスリルとスペクタクルをご期待の皆様ゴメンナサイ。
直角婆さんのお話はこれで終わりです。
ここからはお爺さんのお話へと切り替わりますが、でもご安心下さい。
実はここからが本番佳境でございますよ~~!

それではお話を進めましょう。



店主たる爺さん、流石に婆さんと違い背筋がシャンと伸びて、
パッと見、動きはテキパキとして無駄がなく、
注文の料理もスムーズにこなしているようでした。
長年のキャリアを感じさせる貫禄がタップリといった感じです。

彼は先の注文を片付け、いよいよ私の「肉野菜炒め定食」に取り掛かります。

白菜、キャベツ、ニンジン、なす等、野菜を刻み順調な滑り出し・・・。
何せ目の前で作っているので全てが観察できてしまう訳なのでした。

さて下ごしらえが終わり、いよいよ佳境の炒め作業開始かというその時、

あぁ?なんだコレ???

マッサン、いやオッサンは切った材料全てを何やらヘンテコな鉄の筒?の中へ放り込んだのです!

それは初めて見る代物・・・。
おそらくは彼本人が手作りしたオリジナルな調理器具なのでした。


それがこんな感じ! ↓



回転鍋


お分かり戴けますか?
絵心の無い私が必至で描きましたが伝わるかどうか・・・。

鉄の筒状の鍋を斜めにオフセットしてモーターとベルトで繋ぎ鍋を回す構造です。
直径は25センチといった所か?
肉厚でとても重そうな感じでした。一つ7・8kgは有りそうです。
上手く描けてませんがコンロの火がキッチリ当たるようにセットされています。

これ、スゴクない!!??
こんなの見たこと無いっすよ!!
うみねこ、目が点・点・点、から~の好奇心大爆発!!
ズガビ━━Σ(ll゚艸゚ll)━━━ン!!

そうこうしている内にオジイはおもむろにモーターの電源を入れました。
鍋が回り出す・・・。(いつからオジイだ?)

おぉ、スムーズ!

およそ2秒に一回転くらいのスピードで回っております。スゲースゲー!!
コンロに点火!
やがてジュウジュウと順調に炒めが始まりました。
まるでドラム式の洗濯機のように食材が鍋の中で踊っております。
こ、これは画期的だ!!

ここでオジイに聞いてみる。
「なぜこれを作ろうと思ったんですか?」

オジイ曰く、
「いや~、もう体力が落ちて、重たい中華鍋を振れなくなってしまったから・・・。」
なんですって。

う~ん、そうなんだぁ。
それにしても素晴らしい発想と技術ですよね~!


さて、頃合も宜しくお待ちかね「肉野菜炒め」出来上がったようですよ。

おやおや?何か手こずっているぞ?

ふ~ん・・・、鍋が斜めのまま固定されているから、出来たもの取り出すのが大変みたい・・・。
アハハ・・・、ま、それも愛嬌ですよね~。

おやおや?何か肉野菜炒めの色が変だぞ?
妙に黒いのですが・・・。??
アハハ・・・、ま、気にしない気にしない~。

で、いよいよ出来上がった定食を90度のオバアがまるで竹富島の水牛車の如く速度で
運んで来ましたよ。宮中か・・・。



そして、目の前にやって来たそれを見て私は驚きの声を上げてしまうのでした!・・・(心の中でね!!)

あ~~~~っ!!!

「ま、真っ黒やん・・・。」


マジかよ・・・。
オジイが心を込めて作ったであろうソレは炭をまぶされたが如くなのでありました。
う~ん、何故これを客に出すのだ??
否、郷に入れば郷に従えと言うではないか、ここはひたすら我慢する事に・・・。

そして、実食!


一口目、苦い・・・。


二口目、あ~苦い・・・。


どこを食べても


苦い・・・。


う~ん、どうしたものか・・・、
ここでちょっと気になる事を発見。
何やらよくよく見ると、食材が焦げているのではないようだぞ・・・!

ここで、私は先客の食べているものを見たのですが、
だ~れも炒め物は頼んでいませんでしたよ!!
刺身定食にカツ丼にカレーライス・・・。
気のせいか皆私と目を合わせないようにしているような・・・(き、気のせい??)
やはり常連客は炒め物はヤバイという事を知っていたのか――っ!!??

・・・・・で、ふと脳裏に浮かんだ疑問をオジイにぶつけてみた。

「ねぇオジサン、その鍋ってちゃんと洗ってる?」

僅かな沈黙の後、オジイは軽く首を横に振り、予想通りの返答をするのでした。

「いや・・・。」

そして更にこうのたまいましたよ。

「この鍋重くていちいち取り外して洗えないんだよね~・・・。」

アッチョンブリケ・・・・・・・・・

もしかしてだけど、これはオイラの野菜で鍋を洗ってんじゃないの?












ドリフか・・・(ToT)




※ この物語は100%ノンフィクションです


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~ Comment ~

NoTitle

手に汗にぎる系のお待ちでしたよぉ~

オバぁは90度で、オジぃの鍋は45度

アウトドアの新機種と思えるような斬新なデザインとアイデア!


しかーーし!!!


肝心の食べ物の出来上がりを考えてな~い(*゚∀゚)アレレレレッ;
これはねぇ、先客、今までにきっと体験ズミなんですよ。きっと…
そして、新客の反応を密かに楽しみにしてるというか…

やってくれましたねぇ~味元☆
焦げてるから、お腹くだすことないですよ!大丈夫(笑

Re: NoTitle

kaoさんへ

ですよね~!
先客はきっと知っていたんだよね?!(泣)

また罠にはまってしまった・・・。

kaoさん、これ食材が焦げてるのではなくて
鍋にこびり付いた焦げをみ~んな私が引き受けたようなもの・・・。
あの苦さ、二日酔いにはいいのかもしれない。v-406v-406v-406

実は私、こういう変わったお店が大好き!
カナダにも面白いお店がありましたら是非教えてくださいね~!

NoTitle

アハハ~~(^◇^)

オバァからオジィへの切り替わりは
想定外でしたが。。。

爆笑させていただきましたw

常連客の。。。
楽しみのひとつなのかもしれませんねぇ~i-278

真っ黒な肉野菜炒めなんて・・・
そうそう食べれるものではありませんので
貴重な体験・・・おめでとうございます(爆)

Re: NoTitle

そうです、貴重な体験なんですよ~。

こういう貴重な事に日々出会いたくて頑張って?おります。
soramameさんも何か面白い情報がありましたら教えてくださいね!

基本、悪食コレクターとでも申しましょうか、
「不味い物屋」めぐりがライフワークです。
しかし世の中、そうそう不味いモノというのが存在しませんので
なかなか苦労いたすところです。


過去ログの「みどり食堂」なんかお勧めですよ・・・。
(kaoさんお気に入り!)

うしし。

NoTitle

↑アリガトウ!うみさん☆
あのオジサンがインパクトありすぎて今の今まで、食堂の名前忘れてた(笑
久々に見て、やっぱり画面、みてニヤニヤしたマンマ自分で見たくない気持ち悪い顔してましタ;
風邪治りかけてんのに、咳ごんでしまったヨ

名台詞  「なんでここに来たの?」

忘れてター””!!そうそう、ヒヤヒヤ動画もあったぁー!!
「みどり食堂」本日をもって、永遠のブクマの殿堂入りにしました。
暗い時、これ見ますワ♪

南国サツマの食堂レポート楽しみですね❤

Re: NoTitle

みどり食堂が殿堂入り!!

ありがとうございます!

しかし、あの商売人としては言ってはならない禁忌ワード「なんでここに来たの?」
を実際に使いこなす人はあのオッサンの他おりますまい・・・。(笑)

あのヒヤヒヤ動画・・・ホントにヒヤヒヤでしたよ!
ここでついでの面白情報をひとつ。

  あのお店には「ザル」が無い!!

あのお蕎麦、桶で水に晒していた訳ですが、ザルがないので、
手で蕎麦を持ち上げて重力のみで水を切るという "D難度"の
高級ワザを使っているのです。

御参考下さいませ。v-392

NoTitle

ギャ~ハッハッハッハッハ
ウケましたわ!!
傑作ですわ
ギャハハ
どんまいですわ
ギャハハ

絵、上手いでわ!!
中身は洗って無くてヤバいですが(笑)
ギャハハハ

Re: NoTitle

ジョセフィ・・・ジョセブーコさんへ

喜んで頂けたでしょうか。
これは真面目にノンフィクションです。
こんな貴重なお店がもう無いなんてとても残念・・・。

しかし、このあと3回ほど行きましたが、カレーとラーメンしか食べてません。
もう一度だけでも炒め物を食べてみたかったです。

あぁあのマシーン、博物館級でした・・・。


東海地方で面白いお店があったら御一報下さいね。
飛んで行きますよ!
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