BINGO!!

BINGO!!

ビンボーではありませんよ、ビンゴです。

で、何がビンゴかって?それはね、以前古い複葉機の名前を探していた事がありましたが、(こちら
実は今回も昔の写真からある車の特定をお題として出されていました。
昨年の12月から取り組んでいたのですが、今回はさすがにサッパリ判らず半分諦めて
いたのですが、ついに先日特定に成功いたしました!


そのお題の写真がこれ。
hadakin.jpg
この女性の後ろの車・・・。おそらくキャディラックの1948年~52年のモデルの
中のどれかだろうと思い、調べ始めました。ところが、ネット上で膨大な資料画像を
調べて調べて調べまくりましたが、ボディ形状はそっくりの画像がたくさん出てくる
のですが、残念ながらフロントグリルの形状が合致するものがありません。

これは1948年型キャデラックフリートウッド。
24_49.jpg





これが1949年型同じくフリ-トウッド。やはりグリル形状が決定的に違います。
1949-Cadillac-Black-fa-fb-sy.jpg






1950年型フリートウッド。
これはクーペですが、実はこの年、この手のリムジンが皇室御料車としてたった一台だけ
日本に輸入されました。
1951_Cadillac_Coupe.jpg
1950年と言えば昭和25年です。GHQの影響力がまだまだ絶大であった頃、当時の
「ヤナセ」担当者が、その頃はまだ輸入を認めていなかったキャディラックを必死で
GHQに掛け合い実現させたそうです。
この時の逸話が興味深いです・・・。戦後天皇陛下が御料車で全国を慰労して回った
時に、老朽化した(当時はダイムラーベンツ)ボディ故に雨漏りがひどく、陛下の
御召し物がずぶぬれになっていたそうです。それを聞き知った先のヤナセ担当者が
必死で尽力し、はじめてキャディラックの輸入が実現したそうです。ですから、
この年式以前のキャディラックは米軍車両以外は存在していない事が判りました。







さて、少しづつ絞れて来ました。しかしまた問題が・・・。
50年以降のキャディのフロントグリルには写真のようにフォグランプが実装されます。
したがってお題の車とは完全に比較できなくなってしまいました・・・。

この車は1952年型フリートウッド。
1952-Cadillac-Series_62-155141389026238.jpg


う~ん、ここまでか・・・。しかしもう一憤張り、本家「ヤナセ」に電話してみましたよ。
はじめは札幌支社からです。
担当者は「車体番号が判れば何とかなるかも知れません」・・・とのことでしたが、
それはまったく望めるものではありませんので、他の方法を聞いたところ、当時の扱った
支店に聞いてみたら・・・。という事になりました。
車両の登録は愛知県ですので、取り合えず名古屋支店に電話してみることに・・・。
札幌支店と同じようなやり取りの末出て来た答えが、
「現在キャディラックはヤナセではなくGM日本法人が直接扱っているのでそちらで照会
して下さい」ですって!まったくもう!
そこで、GM東京本社に電話してみたところ、
「当時の日本ではキャディラックの輸入をしていたのはヤナセさんしかありませんので
ヤナセさんで聞いて下さい」となっちゃいましたよ・・・。
嗚呼、怒涛のたらい回し!さすがのうみねこもへこたれましたよ。
まさに矢尽き刀折れ状態です・・・。


しか~し、ここで引かないのがうみねこの真骨頂!今度は株式会社ヤナセ東京本社、
資本金76億円の超一流企業の中枢部、総務課へ直電を入れたのであります。
(まったくようやるわ・・・)

ここで、今までのたらい回しの経緯や車種の詳細を訴えたところ、
「じゃぁ調べてみましょうか・・・」
と、やっと一応の取り扱いを得る事に成功しました。
が、しかし、ここでもちょっとおかしな事になります。担当者曰く、ファックスで資料
画像を送ってくれと言うのです。私がメールで画像ファイルを添付して送りますよ。
と言っても受け入れてくれません。この大企業がメール無しのファックスだけで会社を
運営しているとはまったく思えないのですが、とにかくファックスでの一点張り・・・
モノクロ写真をファックスで送っても果たして微妙なディティールが判別できるのか
甚だ疑問ですよ、と申し向けてもダメでした。何故??
さて、すったもんだの挙句指示通りファックスを送った翌日、担当者から連絡が・・・。
しかし案の定こうのたまったのです。
「画像が真っ黒で不明瞭なので良く判別できませんが、1950年のフリートウッド
だと思われます。」
ですって!!

ええ?マジっすか?あんなにメールで画像ファイルを送らせてくれと言ったのに、
し、しかも型が全然違うだろうに!

50年型にはフロントグリルにフォグランプが・・
しかも日本に一台しかないのですよ!


と言いたかった私ですが、これはもうダメダ、これ以上この担当者を突いても何も得る
ものはないな・・・と判断するに至り、丁重に御礼を述べて電話を切ったのであります。
トホホ・・・。


さぁて、困った・・・。この後どうする?


もう乗り掛かった舟、と言うか沈みかかった泥舟に片足を突っ込んで抜けなくなったみたい
です・・・。さて、ここらでちょいと褌をキリッと締めて行ってみましょうか。

と言う事で「最終オペレーション」発動です。

アメリカのGM本社に直メール攻撃を掛ける事にしました。
これでだめならもう潔く諦めよう!そう腹を括って翻訳に掛りました。
翻訳ソフト多用の適当な文章ですが、多分意味は通じるだろう・・・。
GMのwebサイトのメールフォームにコピペして送信ボタンをクリック!よし、これでいい。
あとは解答を待つのみ・・・。

さて、それから三日が過ぎた頃、GMからの返信はまだでしたが、いつものように古い
アメ車の事をネットで調べていたら、なんとなんとアッサリひょろりんと下の画像が
出て来ましたよ・・・。


1954 Chrysler New Yorker Deluxe


え~~~~~!!!!

こ、これってまさしくあのフロントグリルではありませんか!!!

そしてナニナニ~、1954年型クライスラー・ニューヨーカーだって??う~ん・・・絶句。

ボディーもエンブレムもキャディラックにソックリではないですか!
こ、これがクライスラーなのか・・・。
くそ~・・・。そこでクライスラーニューヨーカーで検索してみる。
するとあら不思議!出てくる出てくる、山のようにコイツの画像が溢れ出す~!!
もう私の数ヶ月を返して~~~!トホホ・・・。

馬鹿でした、私がキャディラックと思い込んだが為にとんだ回り道をしてしまいました。


しかしね~、ヤナセもヤナセだよね~、マジ適当ですよね~。
担当者デテコイヤ!ですよまったく・・・。(笑)


1954-Chrysler-New-Yorker-limo-Chip-Loree.jpg

長かったなぁ・・・。
いや~、でも良かったです。こんなにスッキリ感を味わえたのは近年無かった事です。
強烈な脳トレになりましたよ。HADAKINさんありがと~!

また、遣り甲斐のあるお題宜しくお願いしま~す!

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~ Comment ~

お疲れ様でしたわ

苦労が報われて良かったです!!(T◆T)
おめでとうございます
うみさんの執念に脱帽しましたわ!!
あぁ!!
こうやってブーコも口説いてるのですね...全然気づきませんでしたわ...ぽっ←はい?(・▽・;)

Re: お疲れ様でしたわ

ブー様へ。

さすがに今回は長かったです。
一時、中だるみの時期もありましたが、諦めないでよかったと思います。
逆境で燃えるタイプなんですねきっと・・・。(ドMとも言います。)



ふふふ、口説いてるって??
おい鬼太郎!姫が御乱心のようじゃ、早く穴を掘りなさい。

えぇっ?父さん、埋めてしまうのですか!!

うむ・・・仕方あるまい・・・v-390




NoTitle

キャデラックといわれても、クライスラーといわれても…同じように見えてしまいますよぉ~あたしにゃ;
でも、最後の最後にメーカーが違ったというのは青天の霹靂でしたネ(汗

話は違いますが、この間、LEADERSを見た後、ガソリンスタンドでガスを入れながら、道行く車の6割は日本車だぁ~とつくづく思いました。あの頃の日本車を海外で走らせるという団塊の世代の夢が今、普通になったんだなぁとシミジミ思って眺めていました。

ファックス…そら、真っ黒になりますわな…しかし、謎は深まるばかり;何故ファックス一本なのか?
これ、次のお題? うそうそ;;;

kaoさんへ

> ファックス…そら、真っ黒になりますわな…しかし、謎は深まるばかり;何故ファックス一本なのか?
> これ、次のお題? うそうそ;;;太字の文


それが次のお題ですか??う~ん、なかなかいいかも・・・。
でも、そんなにヤナセのメルアドを教えたくなかったのかなぁ。
げせませんなぁ・・・。
ていうか、はなからあまりやる気を感じませんでしたねぇ。
しかも担当者は女の人だったし・・・。
ま、お金にならない仕事は適当になってしまうんでしょうね~。



なんと!

うみねこさんへ

こんにちはAKIRAと申します

そーーだったのかーーー って感じです
キャデラックって思ってました。

恐れ入りましたm(_ _)m
そして、
そーとーオモロイ記事でしたwwwww
すごい(^^)

AKIRAさんへ

いや~、AKIRAさん!ようこそいらっしゃいました!
ネット探偵大先輩のAKIRAさんからコメントを頂けて
恐縮至極でございます!!
HADAKINさんのところのお題はいつもやりがいがあって
大変ですが達成したときの喜びは非常に大きいものがありますよね。

私も変に凝り性なところがあって、判るまでやらないと気が済まない性質で
自分でも呆れる事が儘ありますです・・・(笑)

AKIRAさん、これに懲りずにまた遊びに来てくださいね!


マルボーズさんとのコラボ動画拝見しましたよ!実に素晴らしい!!!
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