かなり、いやとても不都合な真実(3)

かなり、いやとても不都合な真実(3)



有機リン製剤の毒性は神経毒であることを前回説明いたしました。

もちろん開発側もそのことは重々解って作っています。人体にどのような障害を及ぼすのかは充分に臨床研究され、使用法についても充分に指導徹底していると国や企業は言います。
彼等の言い分は濃度さえ気を付けていれば「無害」である。経口医薬品と同じく使用量さえ守られていれば害はないのだ・・・と言う事なのですが・・・。


微量であればいいのか・・・?
実は、農薬や殺虫剤のように直接大量に暴露した時にのみ重大な症状が現れるもの・・・と思われてきた有機リンですが、少数の学者達により、極微量の暴露でも生物に影響を与える物質であると言うことが解って来ました。何故少数な学者なのか?と言うところは後で説明しますね。

硬いプラスチックを柔らかく加工するために必須な可塑剤として、大量に有機リン製剤が使われます。(1)で書きましたがシャンプー、リンス、洗剤等の界面活性剤、都会のビルの冷却水・・・etc・・・。

どれだけの産業と人々にとって、無くてはならない物質になっているのか・・・。それは計り知れないものがあります。

逆にだからこそ規制ができないのだ・・・とも言えるでしょう。世界中の政府、機関が有機リン製剤を全面禁止にすることはありえません。それに代る安全な物質が現れない限り不可能な事しょう。もちろん産業界の大反発は必至であるのは言うまでもありません。

北里大学名誉教授の石川哲博士は1970年代から有機リンの人への影響を研究発表してきた世界的な第一人者です。氏の研究論文は海外の高名な論文機関誌への発表を黙殺された時期があります。後年、氏を担当した人物より大きな圧力が作用していたと告げられたそうです。
後の講演で氏は当時を振り返り、「怖い思いをした」と語っています・・・。
事実この手の研究をする学者には成果を発表する場が与えられない等の理由から、研究する者自体が非常に少ない現状であったようです。

怖いなぁ・・・。


世界的なADHD等、発達障害児の急増
近年のADHD等発達障害分野への研究は目を見張るものがあります。非常に効果的な治療薬の登場もあり、学術的にキッチリとした方向性が確立しつつあります。
みなさんも「リタリン」や「コンサータ」という薬剤の名前を聞いたことがあると思います。多動症の子供達に劇的に作用するこれらの薬ですが、いったいどこにどのように効果をもたらすのか、少し説明させてください。

多動症の子供たちの脳を詳しく調べた結果、脳内の神経伝達物質アセチルコリンとそれを分解するコリンエステラーゼの関係に異常が発見されました。
簡単に言うと神経毒有機リンに暴露した症状に酷似していることが判明したのです。
そこで中枢神経刺激剤(覚せい剤系)を治験したところコリンエステラーゼの阻害がなくなり、劇的に症状が改善されました。以来、世界中で前述の薬の処方が始まる事となります。

今まで大量暴露による急性の症状ばかり指摘されてきた有機リンの毒性ですが、このあたりから、微量な有機リンが妊婦や胎児、幼児に与える影響が研究され始めます。
2010年フランスの研究者が有機リン製剤と発達障害の因果関係を関連付ける論文を発表しました。しかししかし、実に小さな扱いでネットの片隅に僅かな記事があるだけです。
この辺の事情を声高にアピールするメディアは皆無なのは何故なのか・・・。

アメリカの話ですが、ここ数年でADHDその他発達障害と診断される子供達が急増、それに伴う治療薬の処方量がうなぎ登りで社会問題となっております。明確な診断基準が確立されたのも一因と言われておりますが、果たしてその通りなのでしょうか・・・?


次回で終わりにしますね・・・。


つづく

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~ Comment ~

1 ■よもや

農薬の話から発達障がいまでつながるとは奥深くて興味深いです。

確かにアメリカでの近年の急増と薬物の多用は警鐘が鳴らされています。日本でもやがて起こりうる事態かもしれません。

ところである専門家の書籍を読んだら、アメリカ、ユダヤ系、華僑などには多動が多いそうですね。
仮説としては移民の多い国だとか。国内では沖縄が多いだろうと推測されているとか。沖縄は移民県ですからね。

2 ■こんにちは。

原発にしても東日本が全滅していたかも
知れない大惨事が起こったのに
国民の生命を守る重い責任のある総理大臣が
業界の営業マンになっています。
最悪な状況を想像してみることが出来ない人は
三途の川を渡るまで気が付かないのでしょうね。

3 ■無題

ラクマさんへ

もっともっとデータや事実を羅列して詳細に
書きたかったのですが、気が急いてしまって
荒く大雑把な記事になってしまいました。

石川 哲北里大学医学部名誉教授の
40年以上も前の研究結果により予測された事象が
今現実になっています。
巨大な業界からの目に見えない圧力を受け、「ネイチャー」や「サイエンス」
などの権威あるジャーナルから締め出されていた事実・・・など、
氏を始めとする研究者へのあからさまな妨害があった事を、最近の講演で
語られています。

もう、サスペンス映画の世界です・・・。






JOKERさんへ

大臣を批判してみても仕方がないところがありますよね・・・。

この問題は根深く、このまま未来永劫”come to smoke”
で終わらせたい人々で世の中が動かされています。

近い将来ADHDや多動症との因果関係が解明された時、

人類はどう対応策をとるのか・・・・
果たして代替物質はあるのか・・・

将来の我々の子孫に解決策を委ねるしかないのかなぁ・・・

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